しばき隊のリンチ事件について、ネットでの反応を見るかぎり一般の左翼リベラルの関心は薄く、特に注目が集まっている状況にない。しばき隊に対して批判的な意見を上げる者が少なく、逆に、私や高島弁護士に対して、何でそんな問題に首を突っ込むんだと不興を言う声が多く聞こえる。警察に任せておけばいいとか、もう済んだ事件だから混ぜっ返す必要はないとか、しばき隊の粗探しをするなと声高に言う者がいる。左翼リベラル一般にとって、野間易通や李信恵は極右在特会を退治する正義のリーダーであり、反ヘイト法案を成立させた功労者であり、右翼とファシズムに対抗するシンボルなのだ。しばき隊は自分たちの味方であり、自らの陣営の頼もしき前衛部隊であり、手法は荒っぽいが、政治的成果を上げてくれている強力なパートナーという認識なのだろう。敵は安倍政権であり、右翼とファシズムであり、それに対抗する左派勢力は結束しなくてはならず、その中でし
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