さて、今回は博士課程学生の経済事情について紹介したいと思います。 多くの博士課程の学生にとって、「お金」は大きな問題です。 博士課程では講義形式の授業がほとんど無いとは言え、学生として大学に身を置く以上、大学に授業料等を支払う義務があります。 しかしながら、生活費を含めて支出全額を自分で捻出するために、自分の研究に取り組みながら、アルバイトも掛け持つのは容易ではありません。寝る間を惜しむか、研究の時間を削るか・・・いずれにしても良い結果を生むとは言えません。 つまり、博士課程に進学するにあたって、「財源の確保」が大きな課題となります。 ここに多くの優秀な学生の博士課程への進学を妨げる大きな障壁があります。 両親がスポンサーとなって全面的に協力してもらえる場合は、最も幸せで望ましいケースだと思いますが、現実はそうそう甘くはありません(笑) そこで、あくまで筆者が理解している範囲ではありますが