オバマ米大統領のプラハでの核兵器のない世界を目指すとの決意表明演説以来、世界的に「核兵器廃絶」への流れが大きく動いた。 被爆者達がノーモア・ヒバクシャを唱え、世界に核兵器廃絶のために被害実相の普及をしながら廃絶を訴えてきたことは、先のノーベル平和賞受賞17人の「ヒロシマ・ナガサキ・アピール」にあるように「核兵器が3度使われなかったのは、歴史の幸運な気まぐれでなく」その訴えであったとの評価のとおりである。 一方、政府は1971年11月の衆議院本会議において「非核兵器ならびに沖縄米軍基地縮小に関する決議」の成立、1976年の衆参両院外務委員会を経て、1978年4月に非核三原則を明確に国是として容認した。 その後、歴代内閣、歴代首相も非核三原則の堅持を繰り返し言明してきており、この日本政府の大方針の後退はあってはならない。 今、被爆国日本として、恒久平和を祈願し、平和を愛する諸国民の公正