◇来場ママ「見学し安心感」 自宅出産で生まれた直後の赤ちゃんと家族を撮影した写真展「生まれる~家族の看(み)まもりの中で」が10日、名張市桜ケ丘の市立図書館で始まった。初めて授乳される赤ちゃんや、新しい命を迎えた家族の喜びを切り取った200点が並ぶ。 被写体は、津市美杉町の助産師、勝原則子さん(48)が前住地の大阪府で生まれた赤ちゃんと家族。初めての我が子を食い入るように見つめる父、出産を見守って感動の涙を流す姉といった写真のほか、姉が母を励ますため、生まれたばかりの妹を抱く母の姿を描いた絵などもある。 勝原さんは年間10件前後、自宅出産を手がけており、中には頭まで生まれ出た我が子を「自分で取り上げたい」という母もいるという。勝原さんは「自宅出産は、安全を保証できる範囲で、注文に対応できるオーダーメードのお産」と言う。 2歳の長男を連れて見学に来た名張市の主婦(33)は「上の子の世話がある