「岐路」乗り越える力に 「麻香さん、聞いてー」。山口市の主婦福永あけ美さん(33)が、おっぱいマッサージをしてくれている助産師の米屋麻香さん(40)に話し掛ける。 福永さんの自宅。そばでは、この部屋で生まれた第四子で三女の小春ちゃんが寝息を立てている。ちょうど生後二週間目の健診の日。たっぷり二時間、談笑は絶え間なく続いた。 産後一週間は、米屋さんが毎日通ってくれた。母乳の飲ませ方を指導したり、子宮の収縮状態をチェックしたり…。福永さんが一番感謝しているのは、話を聞いてもらえることだ。米屋さんの滞在時間は、時に三、四時間に及ぶ。 産後の育児は待ったなし。娘の状態で気になることや、上の子の「赤ちゃん返り」など、子育ての悩みや疑問は、その都度すぐに助言が欲しい。加えて、子どもや夫、親とのかかわりから生じる自分の葛藤(かっとう)やひっかかりも、不思議と打ち明けてしまう。 米屋さんとは、小春ちゃんを
《4》三朝温泉の例 日本には古くからラジウム温泉があって、さまざまな病気に著効ありとされてきた。 ラジウムという元素は、キュリー夫妻によって発見されたことで有名である。「放射能」という言葉もキュリー夫人が作ったとされる。 ラジウムが崩壊して生じるガスをラドンと言う。ラジウム温泉の効能は、この放射性ガス・ラドンを体内に取り込むことである。 ラジウム温泉として有名なのは、秋田県玉川温泉、鳥取県三朝温泉、静岡県畑毛温泉などで、いずれもラドンの含有量が多いとされる放射能泉である。 このなかの三朝温泉について書いてある文章を紹介しよう。藤野薫・編著『放射線ホルミシスの話』(せせらぎ出版)から引用する。 * * * 三朝町のホームページは「都会で薬漬けになった重症の慢性患者も、温泉物理療法併用で免疫機能を回復し完治」とうたい、「温泉療法の特長は、温泉
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