ため息が出るほどきれいですよねー。これは模型や絵ではなく、全て本物の材料からできた透明骨格標本です。軟骨をアルシャンブルー、硬骨をアリザンレッドで染色し、筋肉をアルカリ(もしくは酵素)で分解して作られます。使う試薬を調べたところ、それほど高い物ではなく、根気さえあれば本校の生物室でも十分に作成可能でした。以下に書いたのは先日チャレンジした透明骨格標本作りの記録です。 はじめての骨格標本作り サンプルは5つ用意し、1-3はメダカ、4ー5は釜揚げシラスをサンプルとしました。初めての試みなので、安くたくさん手に入りやすい材料でと考えての選択です。 方法 改良二重染色法による魚類透明骨格標本の作製(1991, 河村・細谷, Bull. Natl. Res. Inst. Aquaculture, No.20, 11-18)の論文を元にして、自分なりにアレンジ(*)を加えながら行ないました。