佐賀で先月開催された第3回地域SNS全国フォーラムをきっかけに、日経IT-PLUSにメディアとコミュニティの関係について書きました。 なぜ地域SNSは「立ち枯れる」のか 細胞分裂するコミュニティーをつなぐもの そのフォーラムでパネリストとしてご一緒した鈴木謙介さんの新刊が「サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む」。コラムに書いたコミュニティにおける「緩さ・弱さ」の重要性にもつながるものがあり、大変参考になりました。 鈴木さんがまえがきで「本書は、思想の本であり、社会分析の本である。あいつが悪い、こう変えろ、といった主張をするのではなく、そうした主張そのものも分析の対象にしながら、議論を展開していく」と書いている通り、最近の新書にありがちな分かり易さとは無縁です。なので、答えを求めている人にとっては何とも暗い気持ちになるかもしれません。 内容も多岐にわたっているので紹介す