茨城県高萩市のJR高萩駅で1日夜、同県日立市に住む県立高校2年の男子生徒が留置線に停車していた特急「フレッシュひたち」の屋根に登り、感電した。 高萩署の調べでは、1日午後9時40分ごろ、近くに住む住民から「列車の上から人の声がする。若い男性が救急車を呼べと騒いでいる」と110番通報があった。署員らが駆け付けると、屋根の上で男子生徒が倒れており、病院に搬送された。意識はしっかりしているが、全身に重度のやけどを負っている。 男子生徒は近くの市総合福祉センターで10人ほどの友人と遊んでいたが、ほかの少年2人と高萩駅周辺に移動し、鬼ごっこを始めたという。男子生徒は鬼役の少年から逃げているうちに、線路脇に設置されていたフェンスを乗り越えて留置線内に侵入。点検用の階段とはしごを使って、運転を終えて停車していた回送列車の屋根によじ登った直後に感電したとみられる。 架線には当時、2万ボルトの電気が流