最近はバラエティ番組などで、破天荒な生き方が注目されている新庄剛志氏だが、90年代には阪神のスター選手として活躍。規格外の運動能力、個性的な発言で人気を集めた。1999年から3年間、チームを率いた野村克也氏は、新庄氏が2001年にメジャーに移籍するまで、2年間をともに過ごした。 その印象は、『天才バカボン』。「来た球をば〜んと打つだけ」と常々語っていた教え子と接し、「理論がまったく通じない」と、指導法に頭を巡らせる日々を送った。今話題の“二刀流”に挑戦させたこともある。その意図を当時本人が理解していたかどうかはわからない。あれから20年弱。改めて一通の手紙に当時の真意と、人生へのエールを綴った。 いったい今、どこで何をやっているのか。 少し前はバリ島に住み、絵画を描いて暮らしていると聞いたが、収入源は大丈夫なのか? お前の絵を買ってくれる人がいるのか? お前は本当に、『天才バカボン』だった