世界最大の携帯電話関連展示会であるMobile World Congressには、日本からもキーパーソンが多数訪れていた。世界の最新動向を、日本のケータイ業界のキーパーソンはどのように捉えているのか。また、世界の潮流を日本のケータイ業界はどのように取り込んでいくのか。このような観点から、イベントに足を運んでいたNTTドコモの代表取締役副社長・辻村清行氏に、話を伺った。 NTTドコモ副社長の辻村氏 ――まずはMobile World Congressの会場をご覧になられて、気づいたことなどを教えてください。 去年もLTEは出てましたが、それがもっと実現に近づきました。この1年間で開発がそれなりに進んだという印象です。端末は、オープンOSを中心としたフルタッチのものが主流になってきていると感じました。 ――逆に、ドコモさんのブースでの手ごたえをどう捉えていますか。 今回、NFCのデモを出展して