「メッタ斬り！版 芥川賞、直木賞選考会−モブ・ノリオ「介護入門」舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」」 ニュースな本棚｜Excite エキサイト ： ブックス
大森 ちょうど一週間前、候補作発表に合わせて「メッタ斬り！」コンビの予想を出したけど、予想は予想であって、作品評価とか個人的な希望とはいっさい無関係。 豊崎 あれは、あくまで馬券当てるつもりの予想ですから。純粋に作品評価だけで言えば、舞城くんが◎（本命）！ 大森 僕も今回は「好き好き大好き超愛してる。」が一番だと思うけど、現実的に舞城王太郎の受賞はちょっと考えにくいからなあ。記念に100円だけ買っとくか、みたいな馬券ですね（笑）。 豊崎 でもさあ、モブ・ノリオにやっちゃっていいのかあ？ ◎付けましたけど、わたしは「介護入門」の受賞には賛成できない、ほんとは×付けたいくらいですよ。 まず、ペンネームのナカグロが許せない！ 大森 じゃあ、とり・みきもダメってことですか？ 豊崎 ん？ あれはいいけど、小説はちょっと。 大森 マンガ家はよくて小説家はだめなの？ そういう文学観はどうかなあ（笑）
「第１回 「元祖D.T.」トニオ・クレーゲルの巻（1/2）」 日刊！ニュースな本棚｜Excite エキサイト ： ブックス（文学・書評・本のニュース）
非モテ人間は現代の被差別階級なのか？ 異性を発情させるのがそんなに偉いのか？ そんなことないもん非モテだってけっこう楽しいもん！と言い張ってすこやかに生きていくための処方箋を名作から探ります。 女性誌をめくれば必ず出てくる「モテ」の言葉。気づけばベストセラーは純愛モノだらけ。女子のみならず男子までも、非モテ人間は公然と差別される現代の被差別階級となりつつあります。なんだいなんだい、異性を発情させるのがそんなに偉いのかい？ とすねてみても白い目を浴びるばかり。ここはひとつ年季の入った非モテカルチャー「文学」にまみれながら、非モテライフをエンジョイする方法を探っていきたいと思います。無理とかいっちゃだめ。 初回はドイツの文豪トーマス・マンが1903年に発表した初期の代表作『トニオ・クレーゲル』をご紹介いたします。主人公は詩を愛好する劣等生・トニオ少年。彼は金髪碧眼で育ちがよく、スポーツと社交
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