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第115話 僕の仕事(2016年3月) 僕の仕事はモノづくり。他と何が違うって、一人でやってる事と、 「こんな感じに作って」 ザッとした依頼で着手する。それがセールスポイント。 大抵のモノづくり屋は仕様書がないと請けない。仕様書は責任の分担書。 「それがないとズルズルいって潰れるよ」 モノづくりの先人にたくさん助言を頂いたけれど、それをさらりと聞き流し、個人のふわりとした依頼で飯を食いたいと思った。 「きっと食える!食ってみせる!」 そう思って9年目、やっとそれが危険な事だと気付いた。 先人が言うように仕組としても危険だが、僕の性格も危険で、こんな事をやってたら記念すべき10年目に潰れてしまう。 嗚呼、潰れたくない。僕には嫁と子がいる。子が成人するまで11年。嫁の老後も考えて後20年ぐらいはモノづくり屋を続けたい。 書類嫌いで何でもかんでも口約束で作り出し、モメるの面倒、カネ払わんと言われ
プロローグ 大学1年生のとき、部活の先輩に初めて連れて行ってもらった合コンで、僕は一言も話すことができなかった。 軽快に場を盛り上げる先輩を横目で見て、一言も気の利いたことが言えない自分を恥じて、苦いビールを流し込んだ。 先輩に死ぬほど飲まされて、気付いたら自宅のベッドで目覚めた。 電話帳には何一つ記録が残らず、苦い胃酸を飲み込んだ記憶だけが残った。 このとき、僕は誓ったのだ。 必ず、トークで盛り上げられる人間になろうと。 このような情けない真似は二度とするまいと。 あれから10年の歳月が流れ、僕は人並みに話ができるようになった。 ここに至るまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。 何百回と合コンをこなし、そのほとんどで幹事をした。 場を盛り上げる使命を自分に課し、そこでパーティートークを学んだ。 集団の中で乗り切れない人をいち早く見つけ、話しやすく適切な話題を振る。 幹事を続ける中
4月14日夜に発生した熊本地震で、九州新幹線の回送列車が脱線した。地震による新幹線の脱線は2004年の中越地震から数えて2回目。今回も脱線したとはいえ、転覆はしなかった。乗員も無事とのこと。任務が終わって基地に向かった回送列車だっただめ、乗客はいなかった。 今回の脱線事故も、地震に対する新幹線の安全性を裏づける事例となりそうだ。しかし、安全面で注目すべきは回送列車ではなく営業列車のほうだ。他の列車は地震発生後、約3秒で自動的に緊急ブレーキを作動させていた。 熊本県熊本地方を震源とした地震の発生は14日21時26分。時刻表をもとに4月14日のダイヤを作成し、21時26分頃の状況を調べた。営業列車だけを数えても、全部で9本の列車が稼働していた。このうち、速度を上げて走行していたと思われる列車は「さくら571号」「みずほ609号」「つばめ350号」の3本だ。これらの列車については報道されていない
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