日本海側を中心に各地で大雪が続いています。 札幌でも一晩に1mを超える雪が降り、JR北海道が2日以上も運転できない状況というニュースが聞こえてきています。 筆者が代表取締役を務める新潟県のえちごトキめき鉄道でも、豪雪地帯と言われる上越地域を走ることから、大雪の影響で列車の運転ができない日が発生しています。 筆者は東京出身で、還暦を超えた年齢で雪国で3度目の冬を迎えていますが、筆者がそうであるように、都会の皆様方は雪が降るとどうして電車が動かなくなるのか、正確にはご存じない方もいらっしゃると思いますので、新潟県のえちごトキめき鉄道を例に、レポートさせていただきたいと思います。 1:線路の除雪 線路に雪が積もると電車の運行に支障をきたします。 そこで、ある一定の積雪があると除雪用の車両を稼働させて線路の雪を除雪します。 通常は除雪作業は夜間に行います。 終電車が出た後、始発電車が走る前の深夜時