大きな丸いテーブルが、盛大にセイロで埋め尽くされ、いろんな点心が次々と目の前に回ってくる。どれにしようかな、と迷いながら箸をのばす。蒸しあがったばかりの点心を、ハフハフ言いながら頬張る。・・・この感じがたまらないのですよ~! 香港では、週末毎にいろいろなグループの友人たちと飲茶をしていました。どの香港人にも必ず共通していて、毎回感動するのは、広東語の会話がわからない私のことも「異質なもの」扱いすることなく、その輪の中にいる存在自体をただただ自然に受け入れてくれる姿勢。私の香港生活が最高に居心地よかったのは、そんな彼らの寛容さのおかげです。 香港と言えば、飲茶の習慣。 大勢で賑やかに円卓を囲み、次々に運ばれてくる点心を楽しみます。 ちなみに、飲茶は昼間の食文化(夜は食べません)。日本だとお酒を飲みながらのディナーが多い取引先接待や同僚との懇親も、香港だと飲茶ランチに誘うのが一般的。 平日昼間