連載の間隔が少し空いてしまいました。ここしばらく、ちょっと予定を詰め込みすぎて、あっぷあっぷになっていました。溺死するかと思ったほどです。続きをお待ちいただいていた方々、申し訳ありません。 とはいえ、もしこの連載が、誰かから原稿料をいただける形であれば、あるいは、ちょっと美味しいもの食べられるくらいの投げ銭が毎回いただけるような状態であれば、優先順位を跳ね上げ多少無理をしてでも原稿を仕上げていたことでしょう。 たとえば、私は先週の日曜日、38度の熱があるのに取材へ行って、その日のうちに原稿を仕上げるという無茶をやっています。つまりこの連載はまだ、前回の倉下さんがおっしゃっていた「趣味の域」であるがゆえに、無理をする対象にはなっていないのです。 低価格かつ低販売数、つまり薄利小売が当たり前になってしまえば、その行為は趣味の域を出なくなります。もちろん、趣味の出版が悪いと言っているわけではあり
![第二十二回:最初は無料、あとから有料、そして値上げという価格戦略|鷹野凌](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dacb0c5d7e2596ed978b354268954d325a0f5025/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F6308546%2Frectangle_large_b332448bb813f7f824a1436e70530549.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)