前回のお話 ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。 村長とも話をしているペモリンさんの様子を、USAさんは訝し気にみつめていました。 「USA、仕事中に何を窓の外ばっかり見てるわけ?」 「梅干し婆さん」 「は?」 「あたしね、思うのよ。あれはさ、シワだらけの顔をさしていうんじゃないんだって」 「何の話?」 「だっていくらなんでも失礼過ぎない?しわしわのおばあさんを梅干しだなんて」 「まぁ、今そう言われたと思ったら、むっとはしたけど」 「最近張りのある梅干しもあるじゃない?蜂蜜で漬けた甘いやつ。あたしポ村のはちみつ漬けの梅干し好きー。んで、あれはいわゆる梅干し婆さんとはちょっと違うでしょ?」 「塩で長くつけた物ほど、しわしわなイメージはあるけど」 「そのしわしわな梅干し食べて、酸っぱくて口をすぼめた表情をする人のことを、梅干し婆っていうようになったと思うのよ」 梅干し婆