※問題設定した瞬間に答えが出る話なのであまり面白いネタではない。 ※ひぐらし・うみねこのネタバレを含みます。 ■前段1 そもそも「後期クイーン問題」という言葉自体は推理小説での「専門用語」です。※1 しかし、この問題意識(問い)は必ずしも推理小説に閉じたものではありません。 「論理全般を対象にして」同じような問いがなされており、それがゲーデルの「不完全性定理」です。これを凄く簡単に一言でいうと、「論理だけでは解けない問題がある≒論理の力には限界がある」という話です。(突っ込んだ話はwikipedia参照) ……と書きましたが本当は順番が逆で、「不完全性定理の推理小説における実装・実践が後期クイーン問題」という方が適切かと思われます。 ■前段2 「ひぐらしのなく頃に」のテーマが「仲間を信じる」「諦めない」にあることについては、殊更説明は不要かと思います。 ただし「諦めない」の方は