今春の選抜高校野球大会で準優勝、夏の全国選手権でも4強に入って甲子園を沸かせた岩手・花巻東高の左腕で、日米いずれのプロ球界に進むか注目されていた菊池雄星投手(18)が25日、同校で記者会見を開き、「日本の方に認められた上で世界でプレーしたい」と国内球団入りの希望を表明した。29日に行われるドラフト会議での指名を待つことになった。 巨人など一部を除き、大半の球団が1位指名の可能性を本人に伝えているとみられるが、これまで菊池は「どの球団でもベストを尽くす」といずれの球団の指名も受け入れる意向を示している。 菊池は9月上旬に「自分の中では早くアメリカに行きたい。今は(大リーグと日本のプロ野球と)五分五分」と言及。高校生のドラフト候補が日本のプロを経由せず大リーグと契約した例は過去になく、菊池の進路は一気に注目度が増した。 今月中旬には、日本の全12球団に加え、ドジャース、レッドソックス、ヤ