KDDIは25日、来年7月22日で携帯電話の一部サービスを終了すると発表した。2007年以前に発売された大半のauの携帯電話は、ほぼ使えなくなる。対象になる携帯電話は3月末時点で約450万台が使われている。同社は機種変更手数料を無料にして、特別価格の機種も用意する。 使っている周波数(800メガヘルツ帯)の再編の影響で、02年から続く第3世代携帯電話「CDMA 1X」のサービスなどを終える。KDDIで通話やデータ通信を続けるには、新しい周波数帯に対応した端末に機種変更する必要がある。同社は、機種変更の支援費用を約700億円と見込んでいる。 同じく周波数の再編で、NTTドコモの第2世代携帯電話「ムーバ」も12年3月31日で終了する予定だ。ソフトバンクモバイルは対象の周波数帯を使っていないため影響がない。