上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」の最後の列車が、23日朝、上野駅に到着し、昭和33年から運行されてきたブルートレインは、半世紀以上の歴史に幕を閉じました。 22日、札幌駅を出た最後の列車が到着する上野駅のホームには、およそ2500人の鉄道ファンなどが駆けつけました。そして、午前9時25分に列車が到着すると、集まった人たちは一斉にカメラを向けて、「おかえり」などと声をかけていました。 最後の列車に乗った埼玉県の46歳の男性は、「旅行会社に勤めているので、何回もお客さんと一緒に乗って、いろんな思い出があります。これまで本当にありがとうという気持ちです」と涙ながらに話していました。また、鉄道会社に勤めているという36歳の男性は、「子どもの頃、夏休みに親と乗り、鉄道の道を志しました。寂しいですが、最後の列車に小学生の娘と一緒に乗れたので、とても感慨深いです」と話していました。 昭和33年から運行