MWCの富士通ブースでは、クアッドコアCPU搭載のアプリケーションプロセッサ「Tegra 3」を採用した新型スマートフォンの試作機が展示されていた。製品名はまだ決まっていないが、「ARROWSブランドで展開する」(説明員)とのこと。 「Ultra Hi-Spec」というコンセプト名が示すとおり、高いスペックが目を引く。1.4GHz駆動のクアッドコアと12コア内蔵のGPUに加え、4.6インチのHD液晶、防水・防塵性能、13.1メガピクセルカメラも備えるほか、LTE通信にも対応する。2012年夏に日本での発売を予定している。発売元の通信事業者は明かされていないが、LTE対応のARROWSブランドと考えると、NTTドコモが最有力候補だ。海外展開については「具体的なことは決まっていないが、MWCでの展示で富士通の製品を海外の通信事業者に知ってもらいたい。すでに交渉を始めている事業者もある」とのこと