プログレッシブ・ロックバンドEmerson Lake & Palmer(エマーソン・レイク&パーマー、ELP)のキーボードプレーヤー、キース・エマーソンが71歳で亡くなった。 シンセサイザーをライブ演奏することが考えられなかった時代(1970年頃)に大型のモジュラー型Moogシンセサイザーをステージに持ち込み、生でパッチングをしながら音色をどんどん変えていき、音程を自由に変更できるリボンコントローラーを駆使したギター以上に自由なパフォーマンスで、スタジオワークが中心だったシンセサイザーの可能性を大きく広げ、その後のMinimoogなど持ち運び可能な小型シンセサイザーへの道を開いた。 Hammondオルガンにナイフを突き立てて音を固定したり、反対側から弾いたりといった、ジミ・ヘンドリックスのキーボード版とも言えるハッタリの効いたパフォーマンスと、クラシックの素養に裏付けられた正確な演奏技術と
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