宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月18日、高性能小型レーダー衛星「ASNARO-2」を搭載したイプシロンロケット3号機の打ち上げを実施した。ロケットは正常に飛行し、所定の軌道に衛星を投入。衛星の状態は正常で、これまでに太陽電池パドルとレーダーアンテナの展開が確認されている。 同日8時過ぎから開催された記者会見の内容については後で報じることとして、まずは打ち上げの様子を、たっぷりの画像と動画で振り返ってみたい。 当初の打ち上げ予定だった前日は予報通りの悪天候であったが、この日は快晴。風もほとんどなく、絶好の打ち上げ日和となった。6時6分11秒、まだ夜明け前の星空の中、予定通りエンジンに点火。ロケットは飛び立った。 目を見張ったのは、第2段の燃焼が始まってから。おそらくロケットの燃焼ガスに日光が当たったためだと思われるが、ロケットがまるで大きな彗星のように、空いっぱいに広がる様子が見られた