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ブックマーク / www.asahi.com (4)

  • 文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:朝日新聞デジタル

    仏教を研究してきた西村玲(りょう)さんは、2016年2月に亡くなった。 04年に博士(文学)に。05年、月額45万円の奨励金が支給される日学術振興会の特別研究員に選ばれた。 実家で両親と暮らしながら研究に打ち込み、成果をまとめた初の著書が評価されて、09年度に若手研究者が対象の賞を相次いで受賞。恩師は「ほとんど独壇場と言ってよい成果を続々と挙げていた」と振り返る。 だが、特別研究員の任期は3年間。その後は経済的に苦しい日が続いた。 衣住は両親が頼り。研究費は非常勤講師やアルバイトでまかなった。研究職に就こうと20以上の大学に応募したが、返事はいつも「貴意に添えず」だった。読まれた形跡のない応募書類が返ってきたこともあった。 安定した職がないまま、両親は老いていく。14年、苦境から抜け出そうと、ネットで知り合った男性との結婚を決めた。だが同居生活はすぐに破綻。自らを責めて心を病んだ。

    文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:朝日新聞デジタル
  • 全従業員が退職願、一時生放送できず 鈴鹿の地域FM:朝日新聞デジタル

    鈴鹿市のコミュニティーFM「鈴鹿ヴォイスエフエム」で、全従業員8人が一斉に19日付で「退職願」を出して出社せず、20日午前7時~21日午後3時に自社制作の中の生放送番組を放送できなくなった。番組を納めている東京の制作会社の番組を流すなどして放送は中断しなかった。22日、総務省東海総合通信局に報告した。 運営する鈴鹿メディアパークの加藤正彦社長(55)によると、自身が3月末の取締役会で副社長から社長に昇格し、株主総会後に計画している7月からの新体制への不満が原因とみられるという。一方、従業員側は「給料未払いが原因」としている。 鈴鹿のFM局は24時間、放送している。加藤社長によると、従業員は20日から全員出勤しなかった。前従業員らに頼んで放送しようとしたが、局内のパソコンのパスワードが変えられていてすぐに対応できず、辞職願を出した従業員も連絡がつかなかったという。22日朝から平常に復帰したと

    全従業員が退職願、一時生放送できず 鈴鹿の地域FM:朝日新聞デジタル
  • 国立情報学研究所のサーバー乗っ取り 攻撃の中継点に:朝日新聞デジタル

    文部科学省の外郭団体「国立情報学研究所」(東京)のサーバーが海外からのサイバー攻撃で乗っ取られ、新たな攻撃の中継点として使われていたことがわかった。個人や研究に関する情報の流出は確認されていないという。同様の被害は2月に富山大学でも起きたばかり。 同研究所はコンピューターや情報セキュリティーに関して、大学と共同研究する国内有数の拠点として知られる。広報チームによると、5月29日にサーバーを管理するパスワードを一時的に簡単なものに変更したところ、同日から6月2日にかけてアルゼンチン、中国のIPアドレス(ネット上の住所)から複数回、不正アクセスを受けた。その際に送り込まれたウイルスが米国とカナダの民間ウェブサイトに向け、大量のデータを送りつけてパンクさせるサイバー攻撃を行ったとみられる。同研究所は「パスワードのルールなど内規に反している部分があった。再発防止に努めたい」としている。(須藤龍也)

    国立情報学研究所のサーバー乗っ取り 攻撃の中継点に:朝日新聞デジタル
  • トマト、香りで助け合い 害虫の危機伝達 京大など解明:朝日新聞デジタル

    害虫にべられた仲間が発する香りの成分を取り込んで、自分の体のなかで害虫を減らす毒に作りかえる。そんな巧妙な仕組みでトマトが危険から身を守っていることを、京都大や山口大のチームが解明した。植物の抵抗力を生かした新タイプの農薬の開発につながる可能性がある。米科学アカデミー紀要電子版で29日発表する。 植物が害にあうと、そのまわりの株が害虫への抵抗力を増す現象はいくつかの種で報告されているが、理由はよくわかっていなかった。京大の高林純示教授(化学生態学)らは、害虫として知られるガの幼虫にトマトの葉をべさせ、周りの株にどんな変化が起きているかを調べた。すると、トマトのなかで、葉の細胞が壊れたときに放出される香り成分に糖がくっついた物質だけが増えていた。この物質は、幼虫の生存率を2割以上さげる働きがある毒だとわかった。毒の原料になる香り成分は外部から取り込み、体内で糖をつけていることも突き止め

    トマト、香りで助け合い 害虫の危機伝達 京大など解明:朝日新聞デジタル
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