SUBARUとGAINAXによる『放課後のプレアデス』、日産のカーデザイナーがアニメ『輪廻のラグランジェ』でロボットデザインを手がけるなど、アニメ業界とクルマ業界がにわかに近づいている。相次ぐ異業種コラボレーションの狙い、双方の業界のメリットを探る。 昨年より自動車業界とアニメのコラボレーションが相次いでいる。ロボットアニメ『輪廻のラグランジェ』は、製作委員会サイドが日産自動車にメカデザインを依頼。アニメ的表現とは異なるプロダクトデザインの視点から描かれた、精巧で緻密なロボットが話題を呼んだ。また、Hondaが特別協賛で参加している『わんおふ-one off-』もまた、アニメ製作側がHondaに打診をして実現。こちらに登場するのは既存のHonda製品だが、リアルな描写も期待される。 アニメに実在の製品などを登場させたくても、通常は商標権の問題から忠実に描写するのは難しい。次ページでも取り上