しばらく前の東京新聞に高橋哲哉氏のインタビューが載っており、その記事に面白い追記があった。高橋氏の「犠牲のシステム」という議論について、諸星大二郎のマンガを連想したというのであった。 どなたかがブログに掲載しておられたのをブックマークしておいたはずなのだが、えーっと、どこだったっけ。 あった、あった、これだ。 http://d.hatena.ne.jp/eirene/20120202/1328115096 この記事の最後に、(牧)氏署名のデスクメモとして、諸星大二郎「礎(詔命)」という短編を思い出したとある。実は私も連想した。 そして、どこで読んだのか思いだせないのだが、確か、諸星氏はこの作品は柳田國男の一つ目小僧論に触発されて描いたと語っていたような記憶がある。 以下、御用とお急ぎのない方のみご覧ください。 さて、柳田國男「一目小僧その他」(柳田国男全集〈6〉 (ちくま文庫))を読み返し