岡山市の建設会社で働いていたベトナム人の技能実習生が2年間にわたって職場で暴行を受けていたと訴えた問題で、出入国在留管理庁などは暴行の事実が確認されたとして、会社に対し今後5年間実習生の受け入れを停止する処分を行いました。 岡山市の建設会社「シックスクリエイト」で働いていたベトナム人の技能実習生は、2年間にわたって職場で暴行を受けていたとして、先月、会社側に謝罪するよう訴えました。 これを受けて、出入国在留管理庁と厚生労働省は、調査の結果、建設会社の従業員が暴行を加えていた事実が確認されたとして会社の実習計画を取り消し、今後5年間、実習生の受け入れを停止する処分を行いました。 古川法務大臣は、閣議のあとの記者会見で「技能実習生に対する暴行などの人権侵害行為は決してあってはならない。今後も、指導、勧告や行政処分などを通じて厳格に対応し、適正な実施を徹底していく」と述べました。 出入国在留管理