2009年12月15日のブックマーク (1件)

  • 帝王の殻 感想 - ここにいないのは

    「あなたの魂に安らぎあれ」を一部ネタバレをしているのでご注意ください。 火星三部作の第二作目。 時代は前作「あなたの魂に安らぎあれ」より以前、地球人が未だ火星の衛星軌道上において凍眠している。舞台は火星の都市・秋沙。秋沙では皆、銀色のボール状のパーソナル人工脳・PABを所有している。会話などを通して各人の経験データを蓄積をするPABは所有者と同じ思考をするようになり、火星人はそのPABと会話しながら実際に行動するようになっており、人工副脳となっていた。そしてPABの開発企業・秋沙能研は事実上火星を支配していた。 その秋沙能研の長にして帝王だった秋沙亨臣が死亡し、後継者に指名された孫の真人は火星暦で生後2年半一切の感情を表さない少年だった。しかしPABを集中管理するシステムが稼働すると同時に目覚めた。火星を支配する帝王として―― という内容です。 まず物語の肝になっているPABについて。自己

    帝王の殻 感想 - ここにいないのは
    NICA
    NICA 2009/12/15