シーンを内側からかき乱す暴れ馬に モーモールルギャバン。この京都発のギターレス3ピース・バンドに何を思い浮かべるだろうか。ロック、パンク、ファンク、ジャズ、あらゆる音楽スタイルを併呑しつつも、そのどれでもない彼らだけのケイオティックなサウンドか、偏執的な愛の歌詞か、絶叫か。もちろんそのすべてであり、それが彼らの云うところの「J-POP」なのである。だがしかし、その疾風怒濤のサウンドの向こう側には、ストイックとも言えるほどに音楽へ向きあうひたむきな姿勢が見え隠れする。コルグ取材班は、そんな彼らモーモールルギャバンにロング・インタビューを敢行した。 掲載日:2012年1月10日 音楽を始めたキッカケは? ゲイリー・ビッチェ(以下ゲイリー):僕は勉強も運動もできなくて取り柄がなくて、女の子にモテたくて始めました。中学2年生の時に。 最初からドラムだったんですか? ゲイリー:ドラムが一番簡単そうな