アメリカ映画などで時々目にする法務と税務を兼務するタックスロイヤー。日本にもタックスロイヤーとして活躍する人物がいる。そのひとりが、西中間浩弁護士だ。『日本一やさしい税法と税務の教科書』(日本実業出版社)を上梓した同弁護士に、タックスロイヤーが活躍するフィールドや士業間連携の現状と将来について話を聞いた。(ライター・本多カツヒロ) ●形式的には税理士登録できるが、実際に活躍している弁護士は少ない ーー法務と税務を兼務するタックスロイヤーは、日本ではまだまだ一般には広まっているとは言い難いと思いますが、どんな仕事なのでしょうか? まず、タックスロイヤーという資格があるわけではありません。アメリカでは、弁護士が税務のスペシャリストとしてタックスプランニングなどの税務業務を担うことが多く、そうした弁護士をタックスロイヤーと呼んでいます。日本では、弁護士資格を有していれば、税理士登録をする、あるい
![法務と税務の「二刀流」タックスロイヤー、独占業務のグレーゾーンに活路見出す](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a089ccc33eddf56485bf6701f604a87fa16355b6/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fs3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fprd-zeiri4com%2FtopicsImage%2F776.jpg%3Fcache%3D1563331468)