だがauスマートパスは、アプリ販売モデルのちゃぶ台をひっくり返した。スマートフォンアプリビジネス界の常識を覆し、「月額定額課金にしてダウンロードし放題」である。その大胆なビジネスモデルにあっと驚くと同時に、アプリの供給側、つまり開発者としては、これまでとは違った考え方が求められるのではないか、と思った次第だ。 それに収益面からすると「これってアプリ開発者にとって不利になるの? それとも有利になるの?」という疑念もわいてくる。 定額制ということは、KDDIに入るアプリの売り上げを、KDDIが“テラ銭"を抜いた上で、参加する開発者に按分でシェアするわけだから、「単独で販売する場合よりも売り上げが減る」ように感じてしまう。ただ、その一方で、Google Playなど他のアプリマーケットでの同一アプリの併売を禁じられているわけではないので、開発者からすると、販売チャンネルの拡大を意味し、収益機会が
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