1 四月一日(火) 晴 午前一時四十分、先生を東京におつれ申す準備をする。丑寅の勤行の最中であった。 日淳猊下のご心境、先生のお心、いかばかりか。今世のお別れとなられるか。恐れ多くも、猊下には、勤行を、早目に終えられ、お見送りに来られたとのこと。 今日の大宗門の繁栄に、心を砕いてこられた日淳猊下、猊下をお護り申し上げて、身命を捧げて戦ってこられた地涌の菩薩の総帥、戸田城聖先生、三世につながるお二人の深き縁を、深く尊く、考えずにいられない。 鳴呼、玄妙なり、合掌たり。 理境坊の二階より、午前二時ちょうど、出発。 フトンのまま。「先生、お供いたします」と申し上げると、「そう、メガネ、メガネ」とおっしゃった。メガネを、お渡しするいとまもあらず、心残りなり。階下より、担架にて、車におはこびする。二時二十分。 奥様と医師同車。続いて、理事室、私共の車。最後に青年部の車であった。 月おぼろにして、静
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