前回、様々なフェミニスト達の「表象批判」について、彼女ら(ときどき彼ら)がいかに一貫していないか、場当たり的にものを言っているかを明らかにした。 しかし、相当数の読者の脳裏に浮かんだのはこういう疑問ではないだろうか? 「そうは言っても、滅茶苦茶なのは単にツイッターで喋ってるだけの一般人だろ?」 「ちゃんとしたフェミニズムの”先生”だったら真っ当で一貫したことを言うんじゃないか?」 なるほど、もっともな想像である。 では、フェミニズムのちゃんとした「学者先生」がこうした表象批判をどんなふうにやっているのか、その最新版をお目に掛けよう。 このリンク先にあるのは、きちんと社会学の博士号を持ち、なおかつ東北学院大学経済学部准教授を務める、小宮友根というフェミニスト学者の論考である。2019年12月8日に出たばかりの最新版だ。リンクを飛んで今読んでもらってもいいし、私の論を読んでから確認してもらって