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ブックマーク / www.anlyznews.com (23)

  • フェアトレードにある偽善どころではない問題

    小松原織香氏が、日で社会貢献型ビジネスが流行らない事を、『日の消費者が「買いたくない」からじゃないですか?その買ったときの、偽善と無力感に耐えられないからじゃないですか?』と評している(キリンが逆立ちしたピアス)。 フェアトレードに関してはその通りかも知れ無いし、日は直接投資や政府間援助を通じて貢献しているので、大半の人はそれで十分だと思っている。何か問題があるのであろうか? 1. フェアトレードは雇用量を減らす可能性がある フェアトレードは雇用量を減らす可能性があるので、偽善になりかねない。 ブラジルとアフリカコーヒー豆の需要供給曲線を描くと、以下のようになる。SS線が供給、DD線が需要だ。P線が価格を表す。賃金が費用に含まれる事に注意して欲しい。生産者余剰にコーヒー農園経営者の利得が、費用にコーヒー農園労働者の利得が含まれる。 「支援したい」という気持ちに偽善が含まれるからでは

    フェアトレードにある偽善どころではない問題
    NOV1975
    NOV1975 2012/05/06
    フェアトレードってあえてそれをうたうことで価格が高いことを許容する形態(自然な市場原理ではない)なんだから、価格を引き上げることで需要が減っている下の図はおかしいのでは?
  • 家賃に見る価格の下方硬直性

    デフレの問題は大きく二つあり、実質金利の高止まりと、価格の調整速度の低下だと考えられる。物価が下がっているのに後者が問題になるとは考えられない人もいるようだが、価格の調整が速い家電製品のような財がある一方で、賃金等の調整は遅いと思われている。そして意外に価格が下落しないモノを見つけた。家賃だ。 1986年はバブル前の円高不況で1987年ぐらいから地価や株価が上昇しはじめたのだが、1992年に土地バブルが弾けた後も2003年ぐらいまで家賃は上昇し続けている。土地は借家やアパートなどの主要な投入要素の一つだが、11年ぐらいラグがあるわけだ。そして地価は80年代の水準に下がったのに、家賃は高止まりを続けている。 教科書的なミクロ経済学の説明では、地価が下がって家賃が高止まりしているのであれば、土地を買収して大家を始める人が出てくるので、家賃が下がるか土地があがるかして、両者の価格推移は安定的にな

    家賃に見る価格の下方硬直性
    NOV1975
    NOV1975 2012/04/21
    単に過当競争でないから市場原理が緩やかにしか働かないだけの気もする。
  • ホメオパシー信奉者の助産師は、新生児の死亡リスクを31%増加させていた

    サイエンス・ライターの鹿野司氏が、ビタミンKを与えられなかった子供が死亡した事件について、「二十年に一回しか起きないようなできごとなわけね」と言っていたらしい件での、鹿野氏の道義的・社会的・計算の仮定についての問題点は、SF作家の山弘氏が言及している通りだと思う(山弘のSF秘密基地BLOG)。しかし、ビタミンKシロップの代わりに砂糖粒を与えた行為が、まだ過小評価されているように感じる。 1. 現代社会では、2000人に1人のリスクは小さく無い ビタミンKは不足すると血が凝固しづらくなり、脳内出血などで死亡しやすくなる。新生児が不足しやすく、ビタミンKシロップを与えないと、1700~2000人に1人が死亡すると言われている。率にすると0.05%で小さい数字に見えるかも知れない。 しかし、現代社会では小さくは無い。なぜなら、他に新生児が死亡するリスクが極端に小さいからだ。2001年の新生児

    ホメオパシー信奉者の助産師は、新生児の死亡リスクを31%増加させていた
    NOV1975
    NOV1975 2010/09/22
    こういう検証の仕方は大事かな。