[東京 15日 ロイター] 東京商工リサーチによると、東京地裁に民事再生法の適用を申請していた安愚楽牧場(那須塩原市)の負債総額は4330億円だったことが15日わかった。 商工リサーチの調査によると、2011年3月期の負債総額は619億8705万円だったが、債権者7万4798人に対して総額4330億8300万円に達していた。これにより、負債額では林原(岡山市、負債1322億円)を抜き、今年最大の倒産となった。 安愚楽牧場は1979年、那須町で共済方式による牧場経営を開業。繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取るシステムで資金を調達する「和牛オーナー制度」という独自のビジネス手法を開発し、高い利回りの期待できる金融商品の1つとして一般投資家の注目を集め、会員数は3万を超えるようになった。2011年3月期の売上高は1027億円。 しかし、3月の東日本大震災で東京電力9501.T福島第1
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