台風14号による大雨で川が増水した影響で、山口県岩国市にある国の名勝、錦帯橋では橋を補強するくいの一部が流失したことが分かりました。市は調査の結果、安全性に問題はないとして、錦帯橋の通行を再開したうえで、今後、修復方法を検討するとしています。 山口県岩国市を流れる錦川は19日、台風による大雨で増水し、川にかかる国の名勝、錦帯橋の橋脚部分がほとんど見えなくなるほど水位が上がりました。 岩国市が被害について調査したところ「橋杭筋違」と呼ばれ、くいを補強する木製で長さ2メートル余りの部品3本が、錦帯橋を構成する5つの橋のうち、両端の2つの橋で無くなっているのが確認されたということです。 市によりますと、この部品はこれまでの豪雨災害でも流失したことがあり、19日の増水で流された可能性が高いということです。 一方、錦帯橋は18日の夕方から台風に備えて通行禁止となっていましたが、調査の結果、市は安全性