右の写真を見てください。いったい、なんだかわかりますか? 実はこれ、「霧箱」を使って見た、放射線の飛跡の様子。真ん中の黒いのは、放射性物質を含む石。まわりの白い筋が、放射線が通った跡です。 ここで紹介する「霧箱」とは,数千万円もする電子顕微鏡で見えるものよりも、さらに10万分の1も小さい原子核の飛跡の観察ができる、とても不思議な装置です。この装置のおかげで、たくさんのノーベル賞もでました。 そう聞くと少し難しい話に思えるかもしれません。でも森式霧箱なら、つくるのも見るのも、とても簡単。さあ、まずは霧箱をつくって、自分の目で放射線を見てみましょう。 (1) パイレックスガラス容器 ベーシックシリーズが良い。深さ8センチ、内径20センチ程度のもの。角型でも可。 (2) 紙、またはサテンの布 黒か紺。 (3) 無水エチルアルコール1級 薬局にある。 (4) マントル キャ