東海大学客員教授、アラビア語同時通訳者・新谷 恵司 倒壊したビルのがれきの中から救助隊によって111時間ぶりに救出された女性=2023年2月10日、トルコ・ハタイ県【EPA時事】 4万6000人以上の死者(2月19日現在)を出す今世紀最大の震災がトルコ・シリア国境地帯で発生した。 アルジャジーラ・アラビア語チャンネルは震災発生直後より通常番組の枠を取り払い、約1週間にわたって被災の状況を現地から直接伝え続けた。 一方、筆者が耳を疑ったのは、6日午後の記者会見で松野博一官房長官が「日本人で被災した人は確認されていない」と述べたニュースだった。 ◆その無神経さ 日本時間で同日の昼前に発生した地震が、数万人規模の犠牲者を出す大災害であることは、被災直後からSNS等を通じて流された建物倒壊の映像や緊急ニュースで容易に推測できた。 このような人道上の大災害を前にして、世界のリーダー、今年の先進7カ国
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