【かつては「証拠不十分」で逃げ切ってきた、相撲の八百長問題】が世の中をにぎわしていますが、あのような「業界内の常識は世間の非常識」のようなことは、どの業界にも少なからずあることでしょう。 不動産仲介業の「八百長問題」といえば、なんといっても「物件囲い込み問題」です。情報を囲い込んでしまうという点においては、どちらかというと「記者クラブ問題」に似ているかも知れません。こちらもずっと「証拠不十分」で逃げ切ってきました。しかしもうそろそろ年貢の納め時でしょう。 不動産仲介業の【物件囲い込み問題】について、かんたんに解説します。 不動産仲介業では、売り主、買主双方から3パーセント+6万円(税別)を上限として報酬を受け取ることができます。ゆえに売り主、買い主とも自ら見つけて双方から手数料を受け取るインセンティブが働き、売り物件を受託している不動産業者が、客付け業者に対して物件を紹介しないとか、REI
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