宇宙飛行士の骨、完全回復せず 地球帰還1年後も 2022年07月05日07時11分 国際宇宙ステーション(ISS)で船外活動をする宇宙飛行士(米航空宇宙局=NASA=が2010年4月公表)(EPA時事) 【ワシントン・ロイター時事】国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士の骨を分析したところ、地球帰還後も骨密度の低下が完全には回復していないことが分かった。科学誌サイエンティフィック・リポーツに論文が掲載された。 宇宙飛行士、4127人が応募 過去最多、女性2割超―JAXA 研究チームは男性14人、女性3人の宇宙飛行士を対象に、地球帰還1年後の骨量減少や骨密度の回復度合いに関するデータを収集した。飛行士の平均年齢は47歳で、宇宙滞在期間は4~7カ月。 調査の結果、脛骨(けいこつ)の骨密度が平均2.1%、骨の強度も同1.3%低下していることが判明した。うち9人は、骨密度の下がった
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