ブックマーク / bungologist.hatenablog.com (2)

  • プレスター・ジョン(Prester John)と天徳寺 中世豊後及び海部郡・郷土史研究用資料(25) - 忘れなそ、ふるさとの山河 〜郷土史編〜

    12世紀、西欧では何度も十字軍を発出しているが聖地イスラエルの奪還が中々うまくいかない。それがあってか、東方にキリスト教国を建てた王がいてイスラム勢力を攻め立ててくれている、との噂が流布した。この王がプレスター・ジョンである(無論、伝説の類である)。因みにプレスターは聖職者を意味する。こうしてローマ教皇庁を始めとして西欧によるプレスター・ジョン探しがはじまる。教皇庁は交信を期待し書簡を持たせて使者を東方に派遣する。 当初、ジンギスカンもこれに比定された。やがて15世紀になるとアフリカの内陸に当のプレスター・ジョンの国があると信じられるようになる。エチオピアがその国に比定される。その探索が大航海時代の幕開けの端緒にもなった。 如何にもイスラム勢力が腹立たしい。プレスター・ジョンよ出でよ、である。古くより中央アジアや北アフリカのいずれにもキリスト教ネストリウス派教徒がいた事は事実である。 そ

    プレスター・ジョン(Prester John)と天徳寺 中世豊後及び海部郡・郷土史研究用資料(25) - 忘れなそ、ふるさとの山河 〜郷土史編〜
  • 暦行事と季節感、混乱と鈍感 - 忘れなそ、ふるさとの山河 〜郷土史編〜

    暑い夏、この季節になると暦行事でやや混乱することになる。旧暦(太陰太陽暦:月の運行と二十四節気)の思考が必要になるからである。それまでは概ね順調に新暦(太陽暦:太陽の運行)で過ごして来ていたのに、である。この時期に限ったことでは無いが、暦行事を旧暦でやったり新暦でやったりと暦と行事の間に混同、混乱を意識させられるからである。何よりそれにより季節感がずれてしまう。我々日人がその違和感を持ちつつも放置したままにして来たからなのだ。 新暦7月7日の七夕でふと考える。仙台の七夕祭りは8月7日ではなかったか。どうして年二回、七夕がある。牽牛織女は年一回しか逢えない筈だ。それにこんな空模様では二人が逢える確率は低くなる。それは可哀想だし不合理だ。それに梅雨の盛りの6月を水無月というが水だらけではないか。といった具合である。旧暦の7月7日(新暦の8月7日頃)、旧暦の水無月(新暦の7月)であれば季節に一

    暦行事と季節感、混乱と鈍感 - 忘れなそ、ふるさとの山河 〜郷土史編〜
  • 1