ブックマーク / kogakuboshige.hatenablog.com (2)

  • ばさら大名 佐々木道誉について(逃げ上手の若君50・51話より) ~前編~ - 徒然なるままに ~歴史作品の感想他~

    南北朝期の人物については詳しくないのですが(太平記も読んでないし)、この機に魅摩ちゃんの父親、佐々木道誉について調べてみました。きっと逃げ若編でも重要人物として活躍しくれることでしょう! 1.佐々木氏の系譜 佐々木氏は宇多天皇の第8皇子である敦実親王の流れをくむ宇多源氏を祖とします。 同じ源氏でも源頼朝等の祖とするのは清和源氏で、祖となる帝が異なります。宇多天皇は清和天皇の3代後の天皇で従兄弟に当たります。そもそも源氏は皇族が臣下になった時に賜る姓の一つで、特に源氏は嵯峨源氏や村上源氏など祖となる帝の源氏が数多くいます。後に近江国佐々木壮(近江八幡市)に根付く軍事貴族となり、摂関政治の最盛期に佐々木氏を名乗ります(祖については諸説あるようです)。 佐々木氏は近江で大きな勢力を持ちますが、秀義は平治の乱で源義朝に味方し敗れ、一時近江を追われ、相模国渋谷荘(大和市あたり)に落ちのびます。 こ

    ばさら大名 佐々木道誉について(逃げ上手の若君50・51話より) ~前編~ - 徒然なるままに ~歴史作品の感想他~
  • 武士の鑑と呼ばれる斎藤実盛(平家物語6話より) - 徒然なるままに ~歴史作品の感想他~

    アニメ平家物語6話で強面で東国武士の勇猛さを語り、維盛をこれでもかと怯えさせた斎藤実盛(画像最左)です。 平家物語原典でも「東国武士は親が討たれても子が討たれても構わず、その屍を乗り越え乗り越え戦う。その引く弓は鎧の2、3着を重ねて、たやすく射通する。」と記述はその通りあったようですね。 然しながら、自分の持っている実盛のイメージは優しく・潔い老兵です。これからの和数の限られているアニメ平家物語、そしてメインはが鎌倉となる鎌倉殿の13人では取り上げられるかわかりませんが、その物語について、簡単に触れてみます。 1.幼い木曽義仲の命を助ける。 斎藤氏は藤原北家を祖とし、越前を中心に北陸一帯に勢力を築きました。実盛も越前国の出身でしたが、東国に出て武蔵国長井壮(熊谷市)に拠点としました。尚、戦国大名の斎藤氏も越前で興った斎藤氏の一族で美濃斎藤氏と称され、室町期は美濃守護代を世襲しました。(ただ

    武士の鑑と呼ばれる斎藤実盛(平家物語6話より) - 徒然なるままに ~歴史作品の感想他~
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