「愛知大学学生自治会」ののぼり旗を掲げてウクライナ反戦デモに参加したことなどを理由に昨年9月、退学処分となった元学生3人が18日、同大を相手取り、学生の地位確認と1人あたり1100万円の損害賠償を求める訴えを、名古屋地裁豊橋支部に起こした。学生側は地位保全の仮処分を申し立てていたが、名古屋地裁による処分取り消しを含む和解案を大学側が拒否した。 訴えたのは、愛知大豊橋キャンパス(愛知県豊橋市)学生らで組織する「同大豊橋校舎学生自治会」の委員長や役員の3人。3人は2023年2月、名古屋市内であったウクライナ反戦デモに「愛知大学学生自治会」ののぼり旗を掲げて参加。また、22年7月に学費値上げ反対を訴える立て看板を学内に設置するなどしたとして昨年9月に大学側から退学処分を受けた。