10月末の総選挙後、第2次岸田内閣が発足した。新たに外務大臣として閣僚入りした林芳正氏(衆院・山口3区=参院から鞍替え)、および、自由民主党の幹事長に就任した茂木敏充氏(衆院・栃木5区)について、フロントラインプレスは2人が当選した際の選挙運動費用「余剰金」を改めてチェックした。するとー。 ◆行方が分からない2013年参院選の余剰金 選挙運動の収支は、候補者が選挙後に各選管へ提出する「選挙運動費用収支報告書」で把握できる。そのうち、収入は通常、政治団体(政党支部)からの資金や業界団体などからの寄付が中心。支出は事務所費や演説会のための諸費用、ポスターやビラの印刷代などで構成されている。ただ、ポスターやビラなどは公費負担されているため、余剰金は「収入―(支出-公費負担)」で算出できる。 実は、公職選挙法にはこの「余剰金」の処理に関する規定がない。しかし、余剰金が出た場合、資金の繰り入れ元であ
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