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ブックマーク / blog.livedoor.jp/beziehungswahn (5)

  • プラセーボ効果について(その1 プラセーボ効果の概要) : 場末P科病院の精神科医のblog

    2月9 プラセーボ効果について(その1 プラセーボ効果の概要) カテゴリ:プラセーボとノセーボ抗うつ剤 抗うつ剤などの薬剤が世に出るためには治験がなされ、プラセーボとの効果の比較により申請がなされる場合が多いのだが(先発品との比較もある)、驚くべきことにプラセーボでもそれなりの効果を発揮するのであった。特に、抗うつ剤ではプラセーボ効果が顕著である。抗うつ剤の治験データは、プラセーボと殆ど差がないようにも思える。統計学的に有意差が示されたという説明を受けても、その差はどう見ても意味があるようには思えないほど小さく見えるのであった(例を示すが、グラフで見れば一目瞭然である。下図)。 下のURLで示した抗うつ剤とプラセーボ効果を比較した2つの論文では、抗うつ剤は重症のうつ病(ハミルトンスコアが25~28以上のケース)でのみ有意な効果があり、軽症や中等度のうつ症状ではプラセーボと抗うつ剤との間には

    プラセーボ効果について(その1 プラセーボ効果の概要) : 場末P科病院の精神科医のblog
    Nean
    Nean 2014/02/09
    精神疾患に対するプラシーボって、僕みたいな素人門外漢でもうまくいけばすごそうな感じ、するもんなぁ。/後半がいろいろ勉強になる。
  • ビンラディンを殺害した米海軍特殊部隊の司令官が自殺 : 場末P科病院の精神科医のblog

    3月4 ビンラディンを殺害した米海軍特殊部隊の司令官が自殺 カテゴリ:自殺暴力 http://jp.reuters.com/article/idUSBRE8BN00T20121224 昨年の12月22日にアメリカ海軍の特殊部隊であるシール(Seal)のチーム4の司令官が自殺した。42歳だった。銃で頭を撃ちぬいたらしい。 シールはアフガニスタンなどの過酷な任務についている。チーム6がウサマ・ビンラディンの隠れ要塞を襲撃して彼を殺害したのは有名である。 チームは違うものの、似たような過酷な任務についている最強部隊と目されるシールの司令官が自殺したのである。かなりの衝撃が海軍を襲ったようだ。 ネットでは、PTSDで治療中だったとか、抗マラリア剤のメフロキンによる有害事象でないかという意見があった。 アメリカの軍隊では、今、大きな二つの問題を抱えているようだ。 兵士の自殺とメフロキンなどの薬物によ

    ビンラディンを殺害した米海軍特殊部隊の司令官が自殺 : 場末P科病院の精神科医のblog
    Nean
    Nean 2014/01/01
    “アメリカ陸軍では、2012年度は、戦闘で死亡する兵士よりも自殺で死亡した兵士がついに上回った”
  • 恐怖のアルコール その3 (アルチュハイマー病への移行を防ぐ可能性がある薬剤) : 場末P科病院の精神科医のblog

    6月6 恐怖のアルコール その3 (アルチュハイマー病への移行を防ぐ可能性がある薬剤) カテゴリ:アルコール認知症 (前回の続きである) 高齢者のアルコール依存症のケースで、解毒のための断酒がきっかけとなり認知症が進行してしまう。そういった悲惨なケースがあり、当院ではアルチュハイマー病として警戒しているのであった。 なお、精神科以外でも、入院中に認知症がいっきに進行してしまうことはよくある。心不全などの身体疾患の治療で入院していたが、その間に認知症が進行し、治療終了後に精神科に入院依頼がなされることが多々ある。 前回までに分かったことは、アルコール依存症では、脳はアルコール依存となった状況に適応し、アルコールの代謝産物である酢酸をエネルー源として利用している。アルコールの暴露によって神経細胞のグルコーストランスポーターの発現が低下しており、ブドウ糖が細胞内に取りこまれにくくなっており、急激

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    Nean
    Nean 2013/06/18
    「フツーの脳:アルツハイマーの脳:アルチューの脳」の比較写真がなかなかになかなか。
  • 恐怖のアルコール その2 (VB1の大量投与も効かないかもしれないアルチュハイマー病) : 場末P科病院の精神科医のblog

    6月3 恐怖のアルコール その2 (VB1の大量投与も効かないかもしれないアルチュハイマー病) カテゴリ:アルコール認知症 (前回の続きである) 当院には40歳前にアルコールにて認知症となり、未だに入院している男性が数名いる。どの家族も引き取りを拒否し、だんだんと家族も亡くなっていき、入院期間は長い人では30年近くになるだろうか(さすがに場末の病院だけのことはある)。入院後の記憶は一切ないようなのだが、ある時点から前の過去の記憶だけは保たれており、診察時に「お母さんに会いたいです」としか毎回言わない。言うのはそれだけである。母はかなり昔に亡くなったのだが。何回か母が死亡したという事実は伝えたはずだが、「ああ、そうですか」と悲しそうな顔もせずに、数日後には再び「お母さんに会いたいです」。 なぜ自分が入院しているのかも、自分が誰なのかも分からない。あるのは子供の頃の記憶だけのようだ。彼の時間は

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    Nean
    Nean 2013/06/18
  • 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) : 場末P科病院の精神科医のblog

    5月31 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) カテゴリ:アルコール認知症 大学時代に酒豪のクラスメートがいたが、彼はよく酢を飲んでいた。彼の机には酢の瓶がいつも置いてあり、コップについではガブガブと飲んでいた。彼が言うには、酢がすごくうまいのだという。しかも酢を飲むと集中力が高まり勉強がはかどるのだという(そんなことあるかいな)。 しかし、この謎が30年以上も経ってようやく解けたのであった。アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はアルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変化してしまうという論文が出たのである。彼は、ブトウ糖よりも酢酸を好んで消費するようになった脳の命令に従って、昼間から脳のエネルギー源として酢を好んで飲んでいたのだ。今、ようやくクラスメートの謎が解けたのであった。 ヘビードリンカーの脳は酢

    恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) : 場末P科病院の精神科医のblog
    Nean
    Nean 2013/06/18
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