近しい一般読者の方から「面白くない」という批判を受けた本ブログですが、もともと特殊な世界の特殊な話なんです、すみません。かといって貴重な意見を無碍にもできないので、今日は心を入れ替えて……「組版」のお話をしたいと思います。by ぶれない編集H くみはんってなに?という方のために。 一番わかりやすいのは「文字のレイアウト」という表現かもしれません。本のページの中に文字をどう収めるかを考えること、です。 文字はどれくらいの大きさがいいのか? 一行は何文字にすればいいのか? 行数は? 行の間の空きは? 書体は? 見出しの位置は? ページ数(ノンブルと呼びます)の位置は? ルビは? 約物の扱いは…… というようなことをふつう編集者が考えます。「ふつう」と書いたのはデザイナーが考えることもあるからです。実際はどちらが多いのでしょうか。昔は編集者、今はデザイナー? もちろん一緒に考えるケースもあります