絵筆を武器に権威と立ち向かった“ゴンゾー”の相棒―― 映画『マンガで世界を変えようとした男』 ラルフ・ステッドマン インタビュー インタビュー・文:小林英治 (編集者・ライター) 「マンガで世界を変えようとした男」と聞いて、誰が思い浮かぶだろう? ウォルト・ディズニー? 手塚治虫? いや、ここで紹介するのはそういうマンガではない。ラルフ・ステッドマンは、新聞や雑誌の誌面や表紙を飾る風刺漫画(カリカチュア)の世界で、70年代以降に米ローリング・ストーン誌、ニューヨーカー誌などを舞台に、徹底した反権威、反体制を貫くアナーキーかつ過激な政治風刺漫画で一世を風靡した人物であり、77歳にして現役のアーティストだ。 あの“ゴンゾー”・ジャーナリズムの祖、ハンター・S・トンプソンの代表作『ラスベガスをやっつけろ』(Fear and Loathing in Las Vegas)の挿絵を描いた人物といえば、
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