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ブックマーク / njmnjm.blogspot.jp (2)

  • 暗闇の速さはどのくらい

    自閉症スペクトラム障害の話。ネビュラ賞受賞と書いてあったけれど、読んでみるとSFっぽさがないように感じられるので、却ってSFの懐の広さを感じてしまう。主人公の心内描写がスペクトラムのひと独自の感性で語られるのが、興味深かった。新鮮さと裏腹の違和感を持ったり、ああここは僕もそう感じることがあるな、などと読み進めるとスペクトラムのグラデーション性が感じられて面白い。 前半部分で語られる自閉症スペクトラムのひとの「内面」によって読者も擬似的にそういう自我を体験できる仕組みで、その自我が後半になって登場する「自閉症の特効薬」のために失われる悩みが戯画的に描かれる。誰しも自我が失われるのは怖いわけで、「その方が社会で生きやすくなるよ」と言われたって、逆に「社会って誰の社会じゃい」と「でも生きやすくなるなら」との間で悩まずにはいられない。 「健常者」と呼ばれる人たち(ムーンの翻訳では「ノーマル」)の権

    暗闇の速さはどのくらい
    Nean
    Nean 2012/03/19
    タイトルの含意が気になる。
  • Linux標準教科書

    次年度から少しサーバ運営関係の仕事に携わる可能性が濃厚ということで、これまで断片的な知識で使ってきたLinuxについて概論的な勉強をしてみよう、ということで、「Linux標準教科書」(→Linux標準教科書 無料ダウンロード LPI-Japan LPICレベル1対応|Linux技術者認定機関 LPI-Japan [エルピーアイジャパン])を、問題を解きながらざっと読んでみた。きちんとコマンドベースで基礎を学ぶのは気持ちいいものですね。分からないなりに入力しながら進めていくと体を通じて分かることもある。 教科書自体もよくできています。基礎と、基礎のなかのちょっとだけ応用をやらせて、各章の最後につぎの章につながる疑問を少しちりばめておく。それが次の章へ進む知的推進力となっています。断片的な知識が統合されていく過程もまた気持ち良いものでした。独学でざっとした見通しを得ることができたので、講師に教

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