ニュースリリース 平成29年2⽉10⽇ 国⽴⼤学法⼈ 千葉⼤学 本件に関するお問い合わせ・取材のお問い合わせ 千葉⼤学⼤学院薬学研究院 殿城亜⽮⼦ TEL: 043-226-2891 メール:tonoki@chiba-u.jp 加齢性記憶低下の原因解明へ! ~老化に伴うインスリンシグナルの変化が記憶低下を引き起こす~ 千葉⼤学⼤学院薬学研究院の殿城亜⽮⼦助教と伊藤素⾏教授の研究グループは、⾎糖値の調節や代謝の制 御を⾏うインスリンとインスリン依存的な脂肪細胞内のシグナルが記憶の維持に必要であることを明らか にしました。また、インスリンの量は加齢に伴って変化することなどから、加齢性記憶低下の原因解明に 役⽴つことが期待されます。 ■ 研究の背景 ⾎糖値の調節や代謝の制御を⾏うインスリンは、細胞膜上にあるインスリンを受け取る受容体(インス リン受容体)に結合し、細胞内にシグナルを伝えることが知