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ブックマーク / www.kosho.ne.jp (3)

  • 渋谷宮益坂上の中村書店に行ってみなさい - 日本の古本屋メールマガジン

    石神井書林、内堀弘さんが、青山学院大学の、どうせろくでもない学生さんだった頃、非常勤の講師として、詩人・黒田三郎さんの講義の時間があったんだそうだ。 内堀弘は、一九五四年生まれ。中退となる青学に入ったのは、七〇年安保がおわってケンカ過ぎての棒千切れ状態の一九七二年か七三年。 黒田三郎さんのこえが聞きたくて教室にいる内堀たちを前にして、黒田さんは、こう言ったそうだ。 「ぼくなんかの講義を聞くより、中村書店にいってるほうが勉強になる」 実はその時、中村書店をつくった中村三千夫さんはすでに亡い。亡いのだが、棚は残っていた筈で、良子夫人が、こどもを育てつつ店を守っていた。中村三千夫さんが亡くなったのは、一九六八年八月十七日。夏のまっさかり、恵比寿にあった古書市場で、市のたっているただ中であった。友人であった富岡書房・富岡弦さんが書いている。中村さんが、すすめていた共同目録「雲の会」第一号の原稿を持

    Nean
    Nean 2015/05/12
    へぇー!
  • 伏字とは何であったのか - 日本の古本屋メールマガジン

    名古屋大学での院生時代に、私は大学付属図書館で書架整理のアルバイトをしていた。返却されたを棚へ戻す作業の合間に、目に付いた古めかしいを手にとってはパラパラと見ていた。ある時、スターリン/ブハーリン著『十月革命への道』(昭和3年4月、白揚社内著作集刊行会)というに出会う。私が驚いたのは、×印の伏字が文中に散らばっていたことに対する物珍しさとともに、全てではないが、伏字の右側の行間へ細かく書き込みがなされていたことである。「国家権力」「ボルシエヴイキ党」といった言葉を書き入れたのは誰か分からないが、そのは寄贈されたものではなかったので、おそらくある時代の勉強熱心な学生か、教員ではないだろうか。 同じ頃に、日の戦前・戦中期に行われた検閲について学ぶ機会があったので、伏字と検閲制度の関連や影響関係を研究のテーマに設定した。手当たり次第に関連する文献を集め、様々な形態の伏字を見ていく中で、

    伏字とは何であったのか - 日本の古本屋メールマガジン
    Nean
    Nean 2015/01/27
    おぉ、やっぱりおもしろそうぢゃのう。
  • 『タブーの正体!――マスコミが「あのこと」に触れない理由』 - 日本の古本屋メールマガジン

    福島原発の事故で明らかになったように、この国のマスメディアは批判することのできない対象、触れることのできない領域を多数抱えています。皇室、同和団体、宗教、検察、それから東京電力のような大手企業……。今回、出版した『タブーの正体!』という新書では、そういったメディアタブーの実態を改めて真正面から検証しようと試みました。 私自身、2004年に休刊した『噂の真相』というスキャンダル雑誌に22年間在籍し、さまざまなタブーを間近で見てきましたが、今回の作業は新たな発見の連続でした。 たとえば、皇室タブーについてもそうです。当初は戦前の延長にある封建遺制だろうと思いこんでいたんですが、調べてみると、終戦から1960年代はじめまで、皇室タブーはほとんど存在していなかった。当時は保守ジャーナリズムの牙城である『文藝春秋』に天皇制廃止論や皇居開放論が掲載され、あの石原慎太郎ですら、「皇室は無責任きわまるもの

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